アルマイト仕上げ処理とは
アルマイト仕上げ処理の目的
・アルミニウムの防食性の向上
・アルミニウムの耐摩耗性の向上
・アルミニウムの着色
アルミニウムは錆びにくい性質があります。
しかし、アルミニウムは空気中に放置すると一時的に酸化被膜が形成されます。
このように自然に形成された被膜は非常に薄く、使用環境によっては腐食が進んでしまいます。
また、強度を高めるため合金にすることで耐食性が低下するなどの特徴があるため、アルマイトという処理を施し、耐食性と強度を兼ね備えたタイルが実現しました。
電解液に電極を浸し、直流電気を流すと、陽極側のアルミニウムの表面に安定した酸化被膜が形成されます。防食性のほか、耐摩耗性も付加できます。
さらに、スズやニッケル溶液に製品を浸し電流を通して二次電解処理を行うと、アルマイトの皮膜に空いた多数の孔にスズ・ニッケルが入りこみ着色することが可能です。
陽極側にアルミニウム、陰極側に鉛・カーボン等を使用し、電解液をエアーで攪拌します。陰極から水素の気泡が発生し、陽極のアルミニウムの表面に安定した酸化被膜(アルマイト被膜)が形成されます。